ミドリズアカインコから独立昇格した和名の無いインコ「Psittacara frontatus minor」
分類:Psittacara属 学名:Psittacara frontatus minor 旧:Aratinga wagleri minor 英名:Cordilleran Parakeet(minor) , Carriker's Conure 和名:無し Size:34-36cm , 162-217g 原産:南米|ペルー RED-List NT 2016 (2014~登録) CITES:Appendix II
このインコに和名はありません。
以前はミドリズアカインコの亜種でしたが、種に昇格しました。
便宜上ミドリズアカインコのカテゴリにいれていますが、分類は別種です。
このPsittacara frontatus minorはミドリズアカインコよりも小型で、頭部の赤色が少ないのが特徴です。
ミドリズアカインコの亜種だったときの分類は「Aratinga wagleri minor」で、もう1亜種の「Aratinga wagleri frontatus」との2亜種で一緒に新種「Psittacara frontatus」へ昇格。
Psittacara frontatus
Psittacara frontatus frontatus Cordilleran Parakeet エクアドル西部,ペルー西部
Psittacara frontatus minor Carriker’s Conure ペルー
基亜種となるのは、この写真とは違う方です。
原産はペルーで、上記地図はミドリズアカインコの亜種としてですが、
下側の赤い●が基亜種 P. f. frontatus の生息地
その上側の水色の●が当亜種 P. f. minor の生息地
コロンビアやベネズエラ側がミドリズアカインコの生息地
アンデス山脈の低地から2~3000m級の高度でも観測されており、急斜面の崖に20~300羽での共同塒を構えるようです。
亜種は明確ではないと思われますが、1982年にペルーから1万6千羽が輸出されたとされています。
特にベネズエラ側のミドリズアカインコは激しい貿易の対象になっているようです。