紛らわしいPsittacara属のベニガオメキシコインコ
分類:Psittacara属 学名:Psittacara mitratus 旧:Aratinga mitratus 英名:Mitred parakeet , Mitred Conure 和名:ベニガオメキシコインコ Size:31–38cm , 200-240g 原産:南米|ボリビア,ペルー北部,アルゼンチン北西部 RED-List LC 2018 CITES:Appendix II 亜種: Psittacara mitratus mitratus ボリビア,ペルー,アルゼンチン Psittacara mitratus chlorogenys アマゾナス,ペルー|赤が狭い Psittacara mitratus tucumanus アルゼンチン|赤が広くて斑アリ 昇格 Aratinga alticola → Psittacara alticola |Mountaion Parakeet Aratinga hockingi → Psittacara hockingi |hockingi's parakeet
2006年に提唱された再分類によって5亜種から3または2亜種に統廃合。
2亜種(P.a.alticola , P.a.hockingi)は種へ昇格。
詳細:https://www.semanticscholar.org/topic/Psittacara-mitratus/2773058
べニガオメキシコインコは南米アンデス山脈の森林に生息する大型コニュアです。
南北の長いエリアに分布しており、3亜種(+2種)で棲み分けられています。
北から南にかけて P.m.chlorogenys → P.m.mitratus → P.m.tucumanus
同属のオナガアカボウシインコ等と同様に、ハワイ,フロリダ,カリフォルニアなど外来種として定着しています。
マウイ島では害鳥として「根絶プロジェクト」が実行中で、近い内に根絶やしにされるのでしょう。
定着亜種はおそらく最大亜種のPsittacara mitratus tucumanusで、翼長205.7cm,
198.4cm
ベニガオメキシコインコの和名の通り、顔に紅色が広がるのが特徴です。
但し、同属は見た目が似ているだけではなく、和名もミドリズアカインコやら紛らわしいものが多くて混乱を助長させます。
ベニガオメキシコインコの学名の矮小名「 mitratus 」の由来は、ラテン語の「mitratus」で「crowned」のようです。
この頭部の赤いシンボルは幼鳥のときに無く、年齢を重ねるごとに赤みが増えてきます。
若いときには、赤額というのが相応しいような配色にもなります。
ただ、亜種によってその差は違うのは勿論、個体差によってもある程度違います。
ベニガオメキシコインコなどのグリーンコニュアは飼主にとてもよく懐くことでも知られるとともに他人には厳しくもなりやすい事が多いとも言われます。
鳴けばノイジー、噛みはストロングの可能性は十分あるとしても、楽しい個体も多いのも人気が裏付けているのでしょう。
日本で見かけることはあまりありませんが、ベニガオメキシコインコもザ・コニュアな1羽です。