皇后の称号を和名にもつロリキート、コウゴウインコ(・Θ・)
Psittacoidea Psittaculidae Loriinae Loriini Charmosyna オウム目 インコ科 ヒインコ亜科 ヒインコ族 イロドリインコ属 学名:Charmosyna josefinae 英名:Josephine's lorikeet 和名:コウゴウインコ Size:23–25cm 68g Native:ニューギニア島(インドネシア共和国,パプアニューギニア独立国) Subspecies: C. j. josefinae コウゴウインコ(基亜種) Josephine's Lorikeet C. j. cyclopum ベニコウゴウインコ Cyclops Mountain Lorikeet C. j. sepikiana セピクコウゴウインコ Sepik Lorikeet
皇帝の正妻を意味する称号「皇后(こうごう)」を和名にもつコウゴウインコ。
立派な名前ですが「コウゴウインコ」を検索しても「コンゴウインコ(macaw)」の誤字ばかりで、その間違いっぷりにの多さに驚きます。
亜種がまた「ベニコウゴウインコ」で「ベニコンゴウインコ(macaw)」と紛らわしく、漢字表記も「皇后鸚哥」は「后鸚哥(キサキインコ)」と混同されかねないですね。
学名や英名のjosefinae(ジョセフィーヌ)は、ドイツの鳥類学者FriedrichFinschの最初の妻の名前が由来です…
コウゴウインコはヒインコ亜科ヒインコ族イロドリインコ属(14基亜種)に分類されるロリキートで、基亜種を含めて3亜種とされています。
オナガパプアインコとは容姿が似ている通り同属です。
2番目に基亜種の多いセイガイインコ属(Trichoglossus)の13基亜種と合わせると、この2属だけでローリーロリキートの半数近くを占める事になります。
生息地はニューギニア島で、大きくわけて東西中央の3エリアで、それぞれ3亜種にわかれます。
ニューギニア島は東西で国家が違うため、どちらに生息するかは取引上でとても大きな違いがあるのでしょう。
基亜種とベニコウゴウインコは西側の「インドネシア共和国(かつてはオランダ領)」で、セピクコウゴウインコは東側の「パプアニューギニア独立国(かつてのイギリス領)」にも生息します。