清く輝く、セイキインコ(・Θ・)
学名:Psephotellus varius
英名:Mulga Parrot / many-coloured parrot
和名:セイキインコ
Size-Weight : 27–28 cm; 53–70 g
Native:オーストラリア中央部より南側の広範囲
英名のmulga(マルガ)とは砂漠に生えるアカシア属の灌木(カンボク:生長しても樹高が約3m以下の木)のこと。
オスは日差しが当たると多色さが際立ち、英名の俗称では「many-coloured parrot」とも呼ばれます。
和名では、清らかに輝くインコ、清輝鸚哥(セイキインコ)。
別名で「ニシキビセイインコ(錦美声)」とも呼ばれるのですが、数年前まではビセイインコ属とされていました。
下記の3種とでPsephotellus属として独立昇格したのですが、その3種は特に美しさで名を馳せる大粒揃い。
■ヒスイインコ Psephotellus dissimilis Hooded Parrot
■キビタイヒスイインコ Psephotellus chrysopterygius Golden-shouldered Parrot
■ゴクラクインコ Psephotellus pulcherrimus Paradise Parrot
この3種はともに豪州産のCITES I類。
そしてゴクラクインコは1927年を最後に確認されておらず、既に絶滅したと考えられています。
同時期に絶滅したと考えられていたNightParrotヒメフクロウインコ(Pezoporus occidentalis)が近年再発見されたことに一縷の望みを抱きつつ…
セイキインコだけはアリ塚に巣を作るタイプでは無かった事が今に繋がっているのでしょう。
そして最新の遺伝子研究で系譜を辿ると、中新世にユーカリインコ(Purpureicephalus spurius)へ繋がるそうです。
ユーカリインコも世界一美しいインコの1つに名を馳せる一角なので、この系譜は美意識が非常に高いインコですね。
我が家にいるユーカリインコは美しさよりも面白さと可愛さに目がいきますが(・Θ・)